2022/04/22 12:01
こんにちは。
おうちの人(かずえ)です。
ノロは16歳になった頃から、おしゃべりをするようになりました。
「なーお!(ごはんちょうだい!)」
「んなーんなー(ねえ、ねえ)」
「なぁ〜、んなぁ〜(おふろでお湯が飲みたい)」
「んなーーお!!(おさんぽ行きたい!)」
という具合でして、どちらかと言うと「こうして欲しい」という意思表示のようでした。
それまでもノロなりの意思表示はありましたが、黙って空のごはんトレイの前に座るとか、扉の前にじっと佇むとか行動で示す系のもの。
鳴いて示す系の意思表示をするようになったノロは、もはや自分のことを猫だとは思っていないかのごとく、まるで私たちに話しかけているようでした。
おしゃべりの様子はこちらをどうぞ。
↓
https://www.youtube.com/shorts/KqjexqkTaKY
https://www.youtube.com/shorts/0rv1wCJJs-c
ノロが独特だったのは猫っぽく「にゃあ〜」と鳴けないところ。
「なぁ〜」と訴える姿がかわいらしくて、思わず言うことを聞いてしまいます。
もとはそんなに鳴かない大人しい子でしたが、年を重ねるごとに心の声が漏れるようになったのか、「ノロ!」と呼ぶと素の顔で「ん?」と返事をしてくれたり。
家の中での呼び名は「ノロ」「ノンタコ」「ノンちゃ」と様々でしたが、自分のことを呼んでいるのは分かっているようで、たまにふざけて「トム!」と呼んだりしても、全く相手にしてくれませんでした。
長く一緒に生活をしていると、同じ「なぁ〜」でも何となく意味の違いが分かるようになります
『意思表示をすると、おうちの人はボクの言うことを聞いてくれる』── 想像力を膨らませて、ノロの要求を叶えるということの積み重ねは、やがて強い信頼関係となって、私たちの旅や暮らしを楽しいものにしてくれました。