2022/09/02 18:25
こんにちは。 おうちの人(かずえ)です。
2013年6月、わたしはノロとの初めての旅に出かけました。
主たる目的地はイギリス。
ヨーロッパのほとんどの国を旅してきたノロが、まだ行けていなかった国のひとつです。
実は、おうちの人(謙三)にこの旅に誘われた時、目的地がイギリスと聞かされ「学生の頃から憧れていた国に行ける!ラッキー!」というくらいの、軽いノリで了承したのでした。
その時は、猫を連れていく事がどういうことなのか、ましてや動物検疫の事など何も知らずにただついて行きました。
※手にしているケースの中に、いつもノロの大事な検疫書類を入れていました。
出発前日に〈ノロを連れて行く=動物検疫を受ける〉という説明はしてくれたのですが「ふ〜ん、そうなんだ」とよく分からないわたしをよそに、色々な書類を並べてチェックに余念が無かったおうちの人(謙三)。
そもそもこれまでの海外旅行では縁のなかった動物検疫所。
せいぜい、帰国時に肉類、チーズの持ち込みはダメなので申請をする場所、というイメージがあるくらいでした。
そして当日、空港に着いてまず向かったのは動物検疫所。
そこで件の書類を取り出し、慣れた感じで手続きをし、ノロを獣医さんに見てもらうという流れを見て「ふ〜ん、この為にあの書類が必要だったんだ」と、どこか他人事で眺めていました。
その書類は、ノロが無事に出国、帰国するためのパスポートのような大事な物であることなど、当時は知る由もありませんでしたから。
手続きを無事に済ませ、いざ搭乗。席に着き、ケージに入ったノロは前の席の足下へと。
「ノロは諦めてすぐに寝ちゃうから」というおうちの人(謙三)の言う通り、到着まで大人しく寝ていた事にも、「ノロっていつも寝てるからな」程度にしか思いませんでした。
猫の移動が難しいということも全く知らなかったわたしは、猫連れ旅とはいえ人間の旅とそんなに変わらないという印象を持ちました。
それほど、ノロとおうちの人(謙三)の旅は、とても自然な事のようにわたしの目には写りました。
これが、わたしとノロの初めての旅のはじまりでした。
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*おうちの人(かずえ)のコラムは、毎月2〈ニャン〉の日と22〈ニャーニャー〉の日の更新です。